リハビリ何でも屋

理学療法士がリハ栄養やリハビリのことについて解説していくブログ。少しでも皆様のお力になれれば。

認知機能とフレイルとの関連(コグニティブフレイル)について解説します

過去にもお話ししていますが、身体的フレイルとサルコペニアには関連性があり、両者とも放っておくと要介護状態になる危険性が高まります。 rehabilitation-nutrition.hatenablog.com rehabilitation-nutrition.hatenablog.com そしてフレイル・サルコペニア…

栄養状態とリハ目標の考え方、リハ目標切り替えのタイミングについて

リハ栄養の目的の一つとして、『適切な栄養管理とリハビリを実施し、栄養状態、サルコペニア・フレイルを改善すること』が挙げられます。しかし、 ・栄養状態とリハ目標の考え方は? ・リハ目標を切り替えるタイミングは? と疑問に思う人もいらっしゃるかと…

サルコペニア診断基準の評価方法について解説します

サルコペニアとは、「進行性及び全身性の骨格筋量及び骨格筋力の低下を特徴とする症候群」で「身体機能障害、QOL低下、死のリスクを伴うもの」と定義されています。 サルコペニア・フレイルの定義のおさらいはこちら↓ rehabilitation-nutrition.hatenablog.c…

リハ栄養介入でリスクのあるRefeeding syndromeとは?

リハ栄養を実施する上で、介入することにより生じるリスクを知っておくのも大事です。 今回はRefeeding syndromeについて説明していきます。 Refeeding syndromeとは 診断基準 予防と治療 まとめ Refeeding syndromeとは 低栄養状態にある患者に対して、急激…

リハに栄養は必須!食欲がない人に対する工夫とは?解説します

// リハ栄養において、適切な栄養管理と運動療法は必要不可欠なところですが、厚生労働省の報告書によれば、回復期リハビリテーション病棟における経口摂取可能な患者の食事摂取率において、入院患者の1/4が提供された食事量を十分に摂取できていないという…

エネルギー蓄積量について解説します。

// リハビリ職が運動療法を行うときには、必ずその人の栄養状態も加味して強度を設定しなければなりません。 今回はリハ栄養での総エネルギー必要量を考える際に必要になる「エネルギー蓄積量」についてまとめていきます。 エネルギー蓄積量の計算方法 エネ…

エネルギー消費量の計算方法について解説します。

リハ栄養を行う上で、対象の方が1日にどれぐらいのエネルギーを消費しているか知っておかなければなりません。 エネルギー消費量を知らないと ・1日のエネルギー摂取量を上回るエネルギー消費をさせてしまい、筋トレを行なっているのに筋力が低下する。 ・体…

フレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニアの関係性

ロコモティブシンドローム、フレイル、サルコペニアは、どれも進行すれば要介護状態になる可能性が高くなります。 3者の関連性は深いと思われますが、位置関係が曖昧な方もおられると思います。 結論からいうと、大きい概念から順番に、 フレイル→ロコモ→サ…

サルコペニアの原因と発生機序について

サルコペニア(筋肉減少症)という言葉が世間でも少しずつ広まってきていますが、サルコペニアには様々な原因・種類があります。 今回はサルコペニアの原因と発生機序について述べていこうと思います。 サルコペニアの原因 サルコペニアの発生機序 加齢性サ…

このブログでの目標・自己紹介

初めまして、民生です。 僕は四国地方で理学療法士をしています。 二人の子供を持つ30歳でございます。 理学療法士として8年間、生活期の病院で勤務しています。 ブログは他でも継続中で、雑記ブログとして色々と書いているのですが、今回集中してリハビリ関…